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展示は終了しました。
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● 開催にあたって 徳川家康が慶長8年(1603)江戸に幕府を開いてから、今年は400年の節目にあたります。江戸は「将軍のお膝下」として発展し、享保年間(1716〜35)には人口百万人を数える大都市に成長しました。これらの人々が日常生活を営むために、治水・交通・上水などの社会インフラが整備されてきました。また政治の中心地として、各地域としっかりと繋がったネットワークが整備されました。これらに、土木技術は重要な役割を担ってきました。 また土木学会が現在の四谷の位置に建てられたのは昭和32年(1957)のことですが、ここは江戸城外濠であったところです。土木学会は物理的にも江戸城と深い関わりがあります。 これらのことに鑑み、二つのテーマの下にパネル展示を企画しました。 一つは「江戸はこうして造られた」として、江戸の都市づくりに焦点を当てたものです。江戸城を中心にした都市の整備がどのように行われていったのか、この一環として四谷の町並みの変遷も整理しています。 もう一つが「国土マネジメントと江戸」として、広域的な観点から江戸を見たものです。江戸が政治の中心地になぜなり得たのか、あるいはそのためにどのような整備が行われていったのかについて、かなり大胆な仮説も加えて整理しています。 江戸東京博物館による「大江戸八百八町」展をはじめ、各機関で江戸開府400年記念行事が行われてきました。土木学会が、小規模とはいえ記念パネル展示を行うにあたり、土木学会らしい内容を第一に心掛けましたが、その意が充分尽くし得ていたら幸いです。 なお、開催にあたり、下記の各機関・個人の協力を賜りました。 記して感謝の意を表します。 社団法人土木学会 |
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