勝鬨橋

【スライドショー:勝鬨橋最後の跳開の様子】(安河内孝氏撮影写真を時系列に編集。最初から見るにはF5キーを押してください)

 このたび土木学会土木技術映像委員会の調査により、当学会が製作したと推定される映像「勝鬨橋」(平成19年国重要文化財指定)が発見され、昭和15年完成直前の跳開を映した貴重な映像であることが判明致しました。当学会では、土木に関心ある方々に公開するとともに、当映像の複製を東京都に贈呈し、広く都民の皆様にも公開してもらうこととしています。
土木技術映像委員会「土木学会製作の貴重映像「勝鬨橋」発見 −東京都に複製を贈呈−」

 最後の跳開(1970.11.29)当時の秘話・関連写真・資料をここに紹介します。

1.「最後の跳開」撮影秘話  2.写真  3.関連文献  4.緒元  5.図面

1.「最後の跳開 1970.11.29」撮影秘話

 大学三年の時、大学の助教授から勝鬨橋が開くことを聞き、義理の兄さんからニコンFのカメラを借りて撮影に行きました。開く時間は確か7時だと記憶しています。
 早朝6時に現地に行きました。非常に寒かったことを覚えています。
一眼レフのカメラでの撮影は初めてで、50ミリと150ミリのレンズで、絞りやシャッタースピードやレンズ交換は前日義理の兄さんに教えてもらいました。
 現地について、撮影場所を探しました。逆光にならない左岸側に移動し探しました。堤防の天端に登ろうとしましたが、その時は満杯でした。段々時間が迫ってきて焦り、ウロウロとしていたら有る方が冷凍庫の門を乗り越えて、冷凍庫の外壁に付いているタラップを上がる姿が見えたので、小生も同じようにタラップを上がり、屋上に出ました。はっきり言えば無断での立ち入りで、法律違反ですね。あの頃は今みたいに厳しくは有りませんでした。
確か三階建てだと記憶しています。
タラップはむき出しだったので怖かった事を記憶しています。
 屋上に付いた時は15分前でした。慌ててフィルムをセットしました。この時のフィルムは12枚撮りです。
カメラを構えて見ていると、少し橋が揺れ、一気に橋が上がりました。時間的には数分です。ただし、全開にはなっていません。45度位ですね。
この時、ハトが飛び立ち、橋に近い方は多量なホコリを被っていました。開いていた時間は数分です。次のフィルムを入れ替えして撮影するのがやっとこでした。
 このフィルムは、小生にとって初めてのカラーによる撮影で、写っているのか心配でしたが何とか写っていてホッとしました。
 東京本社に居た時、(公財)東京都道路整備保全公社の理事長から電話があり、ネガを貸して欲しいと連絡が有りました。
記念館(注:現「かちどき 橋の資料館」。展示写真、ポストカードなど)に使用したとのことでした。その時の理事長とは大学の同期で、小生が撮影したことを覚えていたようです。
 撮影場所付近は、川沿いに冷凍庫が沢山ありましたが、今ではマンションばかりで、撮影場所を探しましたが判りません。ただし、おおよその見当は付きます。
写真を見ると、高い建物は東京タワーと高層ビルが二棟見えますね。高層ビルの名前判りますか?
正に日本が高度経済成長する寸前ですね。


3.関連文献

(PDFファイル)

4.緒元


5.図面(一般構造図,可動部一般図)

(図面ビューアにiPallet/Lime(イパレットライム)を使用しています。)

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