第33回土木計画学研究発表会・講演集

(この内容は発表申込み時のものです)

発表者 加知範康(名古屋大学大学院) 連名者 森杉雅史(名城大学)，加藤博和(名古屋大学大学院)，林良嗣(名古屋大学大学院)

論文について

論文タイトル ＤＥＡを用いた都市内各地区における生活環境質の形成要因分析

論文概要 本研究では，人口減少・経済低成長下の21世紀日本において，生活環境質が高い都市空間構造を実現するために都市内各地区の生活環境質の形成要因分析を行うことを目的とする．各地区の生活環境質を表す指標として，各種属性指標と，それらが生活環境質向上に及ぼす影響に関する重みを乗じ，さらにそれを人間の余命に換算した「Ｑｕａｌｉｔｙ　Ａｄｊｕｓｔｅｄ　ｌｉｆｅ　Ｙｅａｒ（ＱＡＬＹ）」を定義する．このとき，重みの値は性別・年齢階層別の価値観をアンケート調査によって定量化する．また，都市域をメッシュ単位で分割し，それぞれの地区をＤＭＵとする．そして，余命尺度に換算した生活環境質と地価および人口分布等を用いてＤＥＡ解析を行い，都市内各地の生活環境質の形成要因を明らかにするとともに，生活環境質の高い都市空間構造を実現するための方策について検討する．