第31回土木計画学研究発表会・講演集 |
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論文について
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論文タイトル 歩道橋にエレベーターを設置するデザイン検討における関係者の利害に関する考察 |
論文概要 本稿は,歩道橋にエレベーターを設置するデザイン検討会において,合意形成に資する手法を援用した結果について考察するとともに,景観・デザイン検討での利害対立とはどのようなものかという視点について論じるものである.ここでの合意形成手法としては,事前インタビューによるイシュー(論点)マップの作成,CGによる景観シミュレーションを用いた共同事実確認等である.また,対立意見として,(1)存在感のある・シンボリックなデザイン 対 目立たない・周辺にとけ込むデザイン,(2)観光振興・中心市街地活性化への寄与を期待するデザイン 対 最低限の通行機能を確保するデザイン,(3)視覚障害者にとって望ましいデザイン 対 肢体障害者にとって望ましいデザイン,といった点が観察された. さらに,これらの対立がどのように解決されたかを報告することによって,関係者が満足のいく合意形成とはどのようなものかという知見を得たい. |