企画概要
財政事情の大きな好転が見込めない中で,長期的なマネジメントを要求される社会基盤事業においては,ライフサイクル全体に渡って必要な情報を表現する財政シミュレーションが求められる.しかし,個別の会計項目においても,会計システムの枠組みにおいても,多くの問題が残されている.本セッションでは,この中から,資産価値の評価,リスクの考え方,アセットマネジメントのための会計の枠組みやその適用における問題点に着目し,以下の4人の方から最新の研究について発表いただいた上で,それらをもとにディスカッションしていきたい.
江尻良(JR東海)「インフラ資産の価値評価方法に関する比較分析」
北原良彦(地域みらい)「自治体が保有するリスクに関する一考察」
植村哲士(野村総合研究所)「社会資本の維持管理のための財政シュミレーション〜カナダの試みほか〜」
青木一也(京都大学)「橋梁アセットマネジメントのための会計シミュレーション」
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