第29回土木計画学研究発表会・講演集
(この内容は発表申込み時のものです)
発表者 相浦宣徳(京都大学大学院)
連名者 谷口栄一(京都大学大学院)
論文について
論文タイトル
都市内における荷捌き施設の整備計画手法に関する研究
論文概要
路上荷捌きが他交通へ与える影響は大きい。これに対し、荷捌きの路上からの排除を狙った社会実験が多く行なわれている。本研究では社会実験結果を蓄積・分析し、荷捌き施設設置における留意点をまとめ、(1)荷捌き施設の利便性(設置場所、施設サイズ等)、(2)施設空き情報、到着所要時間情報等の伝達方法、(3)利害者間の合意形成、(4)ルール等の啓発活動が特に重要であるとの結論を得ている。本講演では、(1)-(4)から(1)の実際に施設利用者となる物流事業者の利便性に着目し、「物流システムの効率性」を主たる指標とした荷捌き施設アロケーション・ルーティングモデルについて検討を行なう。本モデルは、不特定施設を対象としたアロケーション・ルーティングモデルであり、施設からの横もちを考慮する点、施設がエリアに対する拠点になりえる点、時間的信頼性(情報更新)を評価する点等々において新規性があると判断している。