企画概要
近年、東南アジアの都市では、ハイパーマーケットなど大規模商業施設の建設が進み、これを原因とする交通問題が深刻となっている。これに対して現行の都市計画では対応が難しく、米国などで取り入れられている交通インパクト分析の導入が必要となっている。しかし、これらの都市でのトリップの発生、交通状況などは米国などとは大きく異なり、必要とされる内容も異なるため、これらの状況を踏まえて、どのような交通インパクト分析を実施すべきであるか検討する必要がある。そこで、先進事例であるマニラの例を紹介すると共に、現在検討が進められているバンコクの開発と交通発生の特徴を説明し、ゾーンレベルとミクロレベルでの交通インパクト分析の検討例を紹介した上で、東南アジアで求められる交通インパクト分析とは何かについて討議する。
講演者・討議者
佐賀大学 外尾一則
横浜国立大学大学院 中村文彦
佐賀大学大学院 Karin Limapornwanitch
企画開発 尾崎まり子
日本大学 福田敦
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