第25回土木計画学研究発表会・講演集 |
概要
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講演者 |
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題目 ポスト右肩上がり時代の土地利用更新 |
講演概要 現在の土地区画整理事業、市街地再開発事業等の都市開発関連制度は、右肩上がり時代に見られる土地・床需要の拡大、地価の上昇、所得の向上、都市域の拡大を背景として制度設計され、機能を発揮してきたが、これらの社会的条件が崩れると、成立が困難なしくみとなっている。都市機能更新・再編が最重要課題である現在、都市整備の必要性がますます高まっており、都市再生に関する事業スキームの構築、制度の整備が必要である。 このような状況を踏まえて、地価下落、需要低迷の下での、我が国都市開発関連制度が円滑に機能するための制度のあり方について、リスク分散、キャピタルゲインからインカムゲインへの意識の転換といった視点での制度設計の検討を行った。具体的には、新たな所有権の移動を行わない等価交換方式とスケルトン賃貸+インフィル分譲という賃貸方式、転々譲渡できる定期借家権(区分利用権)の実現可能性についての検討を行った. |