第25回土木計画学研究発表会・講演集 |
概要
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題目 統合型需要モデルを用いた高速鉄道プロジェクトの需要分析 |
講演概要 本研究は,東京都から,大阪府までを最高速度500km/hで走行するとういう高速鉄道プロジェクトを提案し,そのプロジェクトに伴う需要分析を行ったものである.第2回幹線旅客純流動データ及び日本国内の主要都市圏へのアンケート調査(RP,SP)を用い,発生交通量,目的地選択,交通手段選択,鉄道経路選択からなる統合型需要モデルを構築した。交通手段選択モデル・鉄道経路選択モデルのパラメータ推定では,@高速鉄道の開業による交通市場動向の変化を考慮,A現存しない交通機関である高速鉄道の需要を適切に予測をするために,上記の3つのデータを融合することでより精度の高いモデルの構築を行った.推定されたパラメータを用いて,高速鉄道が整備された場合の将来分析を行った.その結果,日本国内の移動がよりスムーズになり活発になること,利用者便益計測によりこのプロジェクトの必要性は非常に高いことなどが実証された. |