掲載雑誌(和): | 日本地震工学シンポジウム論文集 |
Vol: | 10-3巻 |
年: |
1998年
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頁: |
3413-3418頁
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著者(和): |
杉田 秀樹,野崎 智文
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タイトル(和): |
交通施設の地震被害による経済的影響評価システム
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抄録(和): |
本稿では、地震によって交通施設に被害が生じた場合に生じる経済的な損失を推計するシステム(EASSE: Earthquake Assessment System for Socioeconomic Effects)の開発状況について紹介する。大規模地震が発生した場合、生産施設が被災することによって被災地域における生産額が低減する。一方、交通施設に被害が生じた場合には、物流が阻害されることにより生産活動が低下するため、その影響による被災地域の生産額低減も無視できない。さらに被災地域内における生産活動の低下は全国の生産活動にも影響する。ここでは、都道府県単位の計算対象地域において道路ネットワーク被害を入力することによって、経済的損失額を推計するシステムを紹介する。このようなシステムは、交通計画担当者が地震に強い交通システムを計画し、耐震補強計画を策定する場合の事業の効果の把握等に有効であるとともに、地震発生後の復旧計画を検討する際にも有用である。
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キーワード(和): |
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掲載雑誌(英): |
THE EARTHQUAKE ENGINEERING SYMPOSIUM PROCEEDINGS
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著者(英): |
Hideki SUGITA,Tomofunu NOZAKI
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タイトル(英): |
EASSE : EARTHQUAKE ASSESSMENT SYSTEM FOR SOCIOECONOMIC EFFECTS
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抄録(英): |
This paper introduces the state of the art of the development of Earthquake Assessment System for Socioeconomic Effects (EASSE). EASSE estimates the economic loss in the area and its effect on the nationwide economic activities that is caused by the damage on transportation network. Such system is used by transportation planners who examine seismic performance improvement plans of a transportation network and their portions. The system also can be used in post-earthquake situations for examining restoration strategy.
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キーワード(英): |
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記事区分: |
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区分: |
委員会論文集 |