掲載雑誌(和): | 鉄道力学論文集 |
Vol: | 4巻 |
年: |
2002年
|
頁: |
61-66頁
|
著者(和): |
岩田 秀治,家村 浩和,市川 篤司,村田 清満,保坂 鐵矢
|
タイトル(和): |
鉄道橋の免震構造化と,軌道の拘束力の影響を考慮した地震時の動的挙動
|
抄録(和): |
阪神・淡路大震災における被害を教訓として,都市直下型地震動に対応し,最新の技術を取り入れた鉄道構造物の耐震基準が,平成10年12月に「鉄道構造物等設計標準(耐震設計)」として運輸省から通達された。鉄道構造物の免震化については,従来からゴム支承・ダンパーなどの免震効果のあるものを用いていたが,現在まで基準規定類には明確に「免震設計」といいう言葉がなく,地震の揺れに「耐える」設計から揺れを「免れる」設計思想は,今回の耐震標準の解説に初めて記述された。その耐震標準の受けて,具体的な形で明確に,免震構造を取り入れていく研究が急務となっている。しかし,鉄道橋では常時及び,L1地震時に列車走行安定性を確保する必要があり,また軌道構造を動的挙動に評価することに関して未解決な部分があることなど,道路橋で採用されている免震設計と比較して,解決しなくてはならない鉄道固有の問題がいくつかあることも事実である。本報告は,現時点の免震支承を適用した鉄道橋の構造と,従来の固定・可動の橋梁構造では,あまり問題にならなかった地震時の軌道構造の拘束力が,構造物に与える影響を考慮した免震構造の動的挙動を把握することにより,鉄道固有の特性も考慮し,より効果的な鉄道免震構造系の構築することを目指すためのものである。
|
キーワード(和): |
-
|
掲載雑誌(英): |
PROCEEDINGS OF RAILWAY MECHANICS, JSCE
|
著者(英): |
Shuji IWATA, Hirokazu IEMURA, Atsushi ICHIKAWA, Kiyomitsu MURATA, Tetsuya HOSAKA
|
タイトル(英): |
SEISMIC ISOLATION SYSTEM OF RAILWAY BRIDGE AND DYNAMIC BEHAVIOR AT EARTHQUAKE OF CONSIDERATION OF POWER WHICH ORBIT RESTRAINS
|
抄録(英): |
The seismic isolation design is paid attention after the Great Hanshin Earthquake, and the road and building structure are applied in Japan. Making the isolation system of ideal railway bridges is difficult because there is a peculiar problem to the railway. It is to be requested securing the train running stability at usual and level 1 earthquake of time. The reason is that the method of evaluating dynamic behavior of the track structure is indefinite. However, it is necessary to maintain the elucidation and concrete design method and evaluation method. This report is a result of a basic research of making of the seismic isolation design of railway bridge, and a view when the future.
|
キーワード(英): |
-
|
記事区分: |
-
|
区分: |
委員会論文集 |