作品番号 k02380
土木学会選定映像
海の礎 明石海峡大橋主塔基礎総編集
制作 1993年 1月 
上映時間 38分 
企画 本州四国連絡橋公団第一建設局
制作 財団法人海洋架橋調査会

概要 
明石海峡を挟んだ本州と淡路島の間に、センタースパンが1990mの世界最大の吊橋「明石海峡大橋」の施工が進められているが、海峡内に建つ2つの主塔基礎工事については、架橋地点の激しい潮流が海底を削ることから最大水深は110m また、車高流速は9ノットにもなるという激しい自然条件のため、瀬戸大橋で実績のある鋼鉄製型枠の巨大なケーソンを沈め基礎を一気に作る「設置ケーソン工法」を採用することとした。 しかし、明石海峡における設置ケーソン工法の決定に至るまでには、ケーソン周囲の洗掘の解明と対策、海底掘削の可能性,直径80m,高さ65m,重量釣15万tの巨大円形ケーソンを潮止まり内の短時間で正確に設置する作業方法、50万m3を越す大量の水中コンクリートの品質管理等全てが未知への挑戦であった。 それは、本四公団職員をはじめとした土木技術者や研究者たちにとって潮流や洗掘の調査そして模型実験や試験施工による効果の確認など、長く困難な仕事となったが問題点は次々と解決していった。 本体工事については、神戸側のケーソンから設置を行い、その経験を潮の流れの遠い淡路島側のケーソンで生かす計画で進め無事アンカーフレームを設置するところで映画は終わっている。 本作品は、調査から施工までを丁寧に記録しており、海洋土木に携わる者にとっては一見に値する。
土木学会誌1995年6月106ページ