本高架橋は明治32年から43年にかけて築造されたもので、軟弱な地盤の上に無筋の煉瓦造アーチとなってゐる。大正12年関東大震災には大した被害は無かったのであるが、其伍急激な地盤の、而も之が不等沈下を起し寫眞に見る様な大きな亀裂を生じた。昭和10年アーチしたに鉄桁で補強したのであるが、またまた変形する処となった。