掲載雑誌(和): 土木史研究 Vol: 12巻 年: 1992年 頁: 385-394頁 著者(和): 小見山 幸男, 馬場 俊介 タイトル(和): 品川台場石垣の土質工学的観点からの調査・分析 抄録(和):
ペリーの黒船来航を機に造られた歴史的建造物である品川台場は、土木技術的に見ても、河口州という軟弱地盤に築かれたわが国最初の大規模海上構造物として価値が高い。この品川台場は、建設後130年余を経過して沈下・変形等が大きく進行しており、公園として開放されていることも関係して、安全を確保するためにも早急な保全対策が待たれている。軟弱地盤上の構造物は、長期間に渡って沈下・変形が継続するだけでなく、近辺で行われる造成工事等による影響を受けやすい特性があり、支持基盤となっている軟弱土層の沈下・変形特状を抜きにした保全対策は考えられない条件にある。また、地震の影響を大きく受ける。今回、品川台場に対して歴史的な土木構造物として保存するための総合的な調査・検討が行なわれた。その作業の一部として、今後大きく変貌しようとしている都心部の軟弱地盤に支持された土木構造物という特殊な条件を考慮して、特に地盤土の沈下・変形性状を的確に把握し、これらの特性をふまえた保全計画の検討を行なったものである。 キーワード(和): 石垣, 海上構造物, 土質力学, 近世 掲載雑誌(英): HISTORICAL STUDIES IN CIVIL ENGINEERING 著者(英): Yukio KOMIYAMA, Shunsuke BABA タイトル(英): A SURVEY OF SHINAGAWA-DAIBA FORTRESS STONE WALL FROM SOIL ENGINEERING VIEW POINT 抄録(英):
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